2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

勇気を出して「小さくて善いもの」を

加藤百合さんの西村伊作論を読んだ。ずーっと伊作さんが気になっていて、前に「きれいな風貌―西村伊作伝」を読んで、そしていま「許されざる者」を読んでいるのだが、今回の百合さんのがいい。大正という時代が忘れられかけていて、そのもっとも大正的な人の…

この国のしごと感は

「神去なあなあ日常」を見た。三浦しおんの小説の映画版。じぶんも含めてこれからは、グリーンカラーの時代だからなぁと、いよいよグリーンカラーの時代だぞと、そんな訳で見たかった映画だった。でもちがった。ホワイトカラー、ブルーカラー、グリーンカラ…

ひとと風景と思い出の幸せな関係

金曜の夜は決まってBSプレミアム・シネマを見るようになってしまったのだけれど、昨晩は「ノッティング・ヒルの恋人」ロンドンのコモン・ガーデンを散歩したりするから、コモンってこんな風になっているのだな。それに寄贈されたベンチも本来はこうでなきゃ…

人生のことを聞くにはまづ

で、1週間経って、やっぱり多摩センター丸善の棚のあいだをうろうろしていたら、こんどは宇野千代さんが声をかけて来た。どうもここしばらくおばぁちゃんたちとのおつきあいが続きそうだ。人生のことを聞くにはまづ、あおばぁちゃんからなのだと合点したこ…

薫堂さんが作ってくれたこの本

先週の母の日、病院でリハビリ奮闘中の90歳の母に何がいいのだろうと、ふらふらしていたら、多摩センター丸善の棚からこんなのが、声をかけて来た。なるほど、はなたれ小僧のぼくが90歳の母に贈れるものなど何一つないことに気づいた。やはりそこに気づい…

この曲が流れてる

なぜか5月の空の下には、この曲が流れてる https://www.youtube.com/watch?v=ma5BOoSpB4E

もう充分おじいさんだけれど

5月の空の下はやっぱりこの車で走り回りたい。おじいさんになったらの夢。もう充分おじいさんだけれど。https://www.youtube.com/watch?v=76ktMcCDZvk

どちらも茨木さんのだな

お昼を食べた富士見ヶ丘駅前のカフェ「くらすこと」。「茨木のり子の家」こんな本があるんだ。家と詩と。どちらも茨木さんのだな。こんなにたばこが似合う人だったんだ。

日本の町の5月

初めて降りる駅、井の頭線・富士見ヶ丘、日本の町の5月、こんなにたくさんのバラが咲いていたとは。

元気そうでよかった

どんな風になっているかなぁと心配してたけれど、まぁまぁ元気そうでよかったと思う。

シャボン玉

5月の夕暮れ、多摩中央公園で遊ぶ人たち、シャボン玉。

されど5月の夕暮れ

5月の夕暮れ、多摩中央公園、いやなかなかのものなのだけれど、だいじょうぶかなぁ、いつまで?ってついつい悲観的になってしまう、まちのことなど、みどりのことなど。されど5月の夕暮れ。

おおむねこう

5月のまちかどはこんな風、どこでもこうという訳ではないのだが、おおむねこう、というのが5月のまちかど

「おれもそこそこたたかって来たな」って

昨晩ミュージック・ポートレイトを見ていたら、田口トモロヲと小雪が出ていて、この番組の最後はいつも、人生の終わりに聞く曲は?でしめくくられるのだけれど、なぜか魅かれている田口が「ケルン・コンサート」を挙げて、そうかケルンはそんな音楽なのかも…

あるようでないような

国分寺丸山辺りを歩くのは初めて、ぽこっとおまんじゅうのような山が突然あらわれて、不思議なところ。どういう経緯かそれぞれのお家にもほっとするみどりがたくさん見られて、このおうちもそう。駐車場のピロティの奥にお庭、あるようでないような、借景の…

こころざしのちから

白川の疎水沿いの駒井邸の温室に座っていると、しばしこの家の主になったようで幸せだった。そしてしばしダーウィンの流れを汲む遺伝学者になっていた。優れた建築の持つちから。そしてナショナルトラストが目指すこころざしのちから。

このおおきさが気持ちいい

白川の疎水や高瀬川や賀茂川を歩いていると、京都って、東京や大阪とはまた違った意味での水都だなぁと思った。さらさらと水の音が聞こえて来そうな小さな水都。このおおきさが気持ちいい。

やはりそこに立ってみなきゃなのだ

何十年ぶりかの河井寛次郎記念館、日曜美術館を見て、積んだままになっていた「火の誓い」読まなきゃと思った。やはりそこに立ってみなきゃなのだ。

だからまた何度も戻ってこよう

たまたま京都に行ったら、北白川の駒井邸を公開していたので行ってみた。ヴォーリズ設計のこの住宅、これまでみたどのヴォーリズより心が温まったのは、建築そのものというより、まちの人たちがとてもこの建物を愛しているなという気持ちが素直に伝わってく…

町が教えてくれるのだ

このところ、混ぜ垣のことが気になってしようがなかったのだけれど、京都、白川の疎水沿いを歩いていると、こんな自由な混ぜ垣に出会った。ここ2〜3ヶ月いろいろ調べたのだけれど、混ぜ垣のこと今ひとつよく分からなかったのだけれど、ようやく分かった。…

あそこにベンチをひとつ置くと

風景論の中村良夫先生は、あそこにベンチをひとつ置くと、あそこに座ったら気持ちいいだろうなぁ、座りたいなぁと思うでしょ。そう思えると風景は美しくなるのですよ、とそんなことを書いておられて、そうかとひどく感じ入ってしまって、それ以来、最後にお…

それでも5月だな

5月になった。ようやくほんものにうれしい。なにごとも5月にならないとほんものにうれしくないと思うのは、3月や4月にとっても悪いような気もするのだけれど、それでも5月だな。 https://www.youtube.com/watch?v=m-9vdTyuUj0